魅力ある職場づくり/社会保険労務士事務所GJパートナーズ 小田 香里

 私は、社労士として仕事をする傍ら、大学でキャリアアドバイザーや非常勤講師としても勤務しており、大学生との就職相談の中で気付いた点がある。 リーマン・ショック後の2009年頃の学生と、近年就職活動をしている学生とを比較すると、学生が、仕事や会社に求めるものや意識が変化してきているように思う。 今年就職活動をしている学生に、どういう会社でどういう仕事がしたいと思うか、と尋ねた際、一部の学生ではあるが……[続きを読む]…

【今週の労務書】『精神障害者雇用のABC』

企業内担当者の声も

 法改正を受けて精神障害者雇用の拡大が期待されるなか、本書ではこれから取り組もうとする企業を対象に、様ざまな角度から情報提供を行っている。現に精神障害者を雇用する企業の担当者も執筆しており、実体験を踏まえたアドバイスが興味深い。特に10年以上前から障害者雇用を続けるスーパーマーケット業のフレスタグループが、自社の採用面接で聞く内容、合理的配慮に対するスタンスなどにつき、人……[続きを読む]…

社労士の認知度向上へ/熊谷経営労務パートナーズ 熊谷 篤

 私は平成30年6月現在、開業して9カ月目の新米社労士である。家族は専業主婦の妻と小学1年生の娘、保育園に通う4歳の息子がおり、また来月も娘が誕生する予定だ。 そんな私が社労士の勉強を始めたのは27年2月頃だった。当時、税理士事務所に勤めていた兄から出た「社労士資格を取ってみたら仕事の幅が広がるかもよ」という一言で「社労士」に興味を持ち、翌日にはいくつかの予備校や通信講座の資料請求を行ったことを覚……[続きを読む]…

【今週の労務書】『会社のやってはいけない!』

裁判例から失敗を学ぶ 無断で残業する社員への対応、給与の引下げから「バイトテロ」の防止まで、67のケースにおける会社がやってはいけない行為を豊富な裁判例を交えながら紹介している。 専門用語をできるだけ避け、平易で分かりやすい表現になっているため、初めて部下を持った管理職やスタートアップ企業などにもお勧めの一冊。 「バイトテロ」の防止では労働契約書に、SNSへの会社情報の書込み禁止や、就業時間中のス……[続きを読む]…

安全・健康の確保が第一/ごうだ社会保険労務士事務所 合田 弘孝

 1968年(昭和43年)12月2日に社会保険労務士法が施行され、今年は社会保険労務士制度創設50周年を迎える。また、この12月2日を全国社会保険労務士会連合会などでは「社労士の日」と定めている。 社会保険労務士(以下「社労士」という)制度は、複雑化する労働社会保険諸法令の諸手続きや労務管理の相談業務について、事業主や働く人たちのサポートをする国家資格者の制度として創設された。 節目の年に原点に立……[続きを読む]…

【今週の労務書】『「人事・労務」の実務がまるごとわかる本』

幅広い業務内容を網羅 本書は、企業の人事・労務問題に精通した社会保険労務士が、人事部の業務である「給与・手続き」、「労務管理」、「採用」、「人事企画」の4分野における実務の基本を解説したもの。人事部門に配属された新人担当者や、一人で業務をこなす中堅担当者などをターゲットにしている。 各業務の留意事項を深く掘り下げるというよりは、多岐にわたる業務のポイントを網羅的に提示し、それぞれ簡潔に解説している……[続きを読む]…

エステ業協会 電話番や待機は休憩時間に非ず 労務管理セミナー

 「労務管理面で他業種に比べて遅れがみられる」との問題意識を持つ一般社団法人日本エステティック業協会(天辰文夫理事長)は、課題解決に向けた講習会を開催した=写真。本紙5月7日号3面で取り上げた、同協会が作成した初歩的な知識の学習に資する「労務管理ガイドブック」を教材に、日本社会保険労務士法人の山口友佳社労士が解説を行っている。 たとえば、業界内で揉め事の種になりやすい休憩時間に関しては、「自由にさ……[続きを読む]…

【今週の労務書】『課題ごとに解決!健康経営マニュアル』

予防医学の知識盛る 担当者に不足しがちな「予防医学」の基礎的な知識を盛り込みつつ、何から手を付ければ良いかを示した点にポイントがある。 たとえばメンタルヘルス対策では、予防医学上の3次・4次予防に当たる職場復帰支援や、再発防止などに向けた治療と仕事の両立から取り組むべきと示した。うつ病などに発展すれば自殺やその未遂につながる恐れがあり、後回しにして良いという考え方はできないためだ。そのため、法的義……[続きを読む]…

新しい時代の働き方/社会保険労務士法人 未来経営 代表社員 高山 正

 皆さんは、次のどちらのビジネスにより魅力を感じるだろうか。 ①毎月、定型の業務により決まった報酬を受け取るビジネス。②常に新しいサービスや製品を開発提供し、報酬を受け取るビジネス。 おそらく、①と答えた方も多くいたのではないか。 今からおよそ1万2000年前、人類は生活の安定を求めて、それまでの狩猟採集社会から農耕社会へと生活様式を変えた。いわゆる農業革命だ。 しかし、昨年ビジネス書大賞を受賞し……[続きを読む]…