【今週の労務書】『これならできる 中小企業のメンタルヘルス・ガイドブック』

疾患ごとに対応示す 本書は、ストレスチェックや社内教育などのメンタルヘルス不調予防から休職後のリワークプログラムまで、中小企業向けにメンタルヘルス対策のポイントを解説したもの。うつ病や不安障害など職場でよくみられる精神疾患ごとに、復職時における対応の留意点を分かりやすく示しているのが特長だ。 労働者が適切な診療を受けられるように、主治医の選び方や、企業と主治医の連携方法も提示した。万一、現在の主治……[続きを読む]…

平成30年度社会保険労務士試験の合格発表(合格率6.3%)

平成30年11月9日、官報、厚生労働省、社会保険労務士試験オフィシャルサイトにおいて、「第50回(平成30年度)社会保険労務士試験」の合格発表がありました。
 合格率は「6.3%」で、前回の6.8%から0.5%ダウンしました。
 
詳しくは、こちらをご覧ください。
<第50回社会保険労務士試験の合格者発表(厚労省)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000183106_00001.html

※合格者の受験番号、試験問題・正答なども掲載された「全国…

コンサル業務で活躍を/友成労務事務所 友成 敏朗

 私が社労士の資格を知ったのは、昭和49年4月で大学3回生だった。卒業までに何か資格を取りたいと考え、分厚い資格案内の本を開けたところに偶然載っていたのが「社労士」。これが社労士との出会いだった。当時は今ほど認知されていない資格で、その本には「将来性があり、今後有望な資格云々…」という内容が書かれていたように記憶している。 「そのような資格なら将来役立つかもしれない」とあまり深く考えることなく、第……[続きを読む]…

【今週の労務書】『労働時間・残業代 裁判所の判断がスグわかる本』

説明過程も書面で残す
 元労働基準監督官で現在は弁護士として活躍する異色の経歴を持つ筆者が執筆した本書は、「社会保険労務士として顧問先に潜在するリスクをどのように見抜くか」などの視点でまとめられている。
 たとえば固定残業代に関しては、制度導入の「同意」が口頭だけでは、訴訟に発展した際にそれの証明は困難とした。同意書を作成し署名を得るなどの対策を行っても、リスクはゼロにならないという。「労働者……[続きを読む]…

「強い気持ち」でミス抑制/社会保険労務士法人 横浜中央コンサルティング 飯塚 武郎

 仕事にミスはつきものとはいえ、ミスをした本人も、その上司も、ミスをされた方も嫌なものであり、重大な結果を伴うことが多い。 満員電車で足を踏んでしまったような場合は、踏んでしまった原因とか、今後は踏まないようにするための説明など不要であり、まず謝ることが重要である。しかし、業務上の謝罪には、そもそも起こった事態の確認、ミスに至った原因・経緯の把握、解決の見通し、再発防止策、責任の所在、損害賠償の方……[続きを読む]…

【今週の労務書】『新しい労働時間管理 導入と運用の実務』

テレワークなどに対応 業種別の労働時間管理の留意点に加え、テレワークや短時間正社員制度の導入など新しい勤務形態への対応まで概観できるのが本書。規程例が付いていて実務に生かしやすい。 IT業界については、プロジェクトマネージャーを管理職として扱う場合、遅刻や早退について報告・届出をさせる程度に留めるなど一般社員との管理区分を明確化するのが良いとした。飲食業に関しては、変形労働時間制を活用すれば、割増……[続きを読む]…

欠かせぬ労使双方への愛/社会保険労務士法人はなだ事務所 花田 周作

 社会保険労務士として登録して、早くも15年の年月が経過した。 その間、毎日のように、「社労士とは何か」という自問自答を続けてきた。恐らく今後も社労士を続けていく限り、この自問自答は毎日の晩酌の際のテーマとなり続けるであろう。 労務管理の専門家として、様ざまな業種・規模の企業様とお付き合いをさせていただいているが、本当に呆れるほど、多種多様な業務が日常的に発生する。 例を挙げればきりがないが、給与……[続きを読む]…

【今週の労務書】『パワハラをなくす教科書 「健康経営」を実現する基本と原則』

「健康経営」実現の一環
 パワハラは指導監督・業務命令との線引きが難しいケースが多いが、指揮命令系統がある以上どんな職場でも生じ得る。労働相談件数でも最多となっており、企業等へのカウンセリングを行っている著者は、パワハラはセクハラ以上にリスクが大きく、「働き方改革」によって新たなハラスメント行為を生み出す可能性もあると警鐘を鳴らす。
 本書ではパワハラを個々の言動の是非に問うのではなく、労働環……[続きを読む]…

労働契約承継に関与を/社会保険労務士法人 ネクストi.D. 代表社員 鬼頭 統治

 私は、1988年8月に全国社会保険労務士会連合会の登録を受けた。当初から、社会保険労務士会の研修に積極的に参加し、知識の涵養に努めてきた。その頃、連合会が1985年1月に発行した「改訂社会保険労務士業務の理論と実務」という赤本を座右の書として、何度も読んだ。 愛知県社会保険労務士会は5年、10年毎に「愛知県社会保険労務士会○年のあゆみ」という記念誌を発行していた。当時、ご縁があって、制度創設30……[続きを読む]…

【今週の労務書】『働き方改革法で労務管理はこう変わる』

玄人っぽさが滲む書 「口語労働法」で有名な版元の本書だけに分かりやすさはピカいち。おおむね全編実務家なら知っておきたいポイントを押さえたQ&A形式を採るが、「働き方改革はなぜ必要か?」といった今さらの問い掛けから始めるのではなく、「清算期間3カ月のフレックスタイム制の割増賃金の支払いは3カ月後で良いか?」のように、基礎的知識はおろか、改正法への関心がないと解けないQから始まる玄人っぽさが良い。 不……[続きを読む]…