「高校の警備員だった男性(当時68歳)が勤務中に急性心筋梗塞を発症し、死亡したのは、長時間労働による過労が原因だったとして、男性の遺族が労働基準監督署に労災申請をした。」といった報道がありました。 遺族と代理人弁護士が、平成30年10月17日に記者会見を開き明らかにしたものです。 遺族側は、死亡の原因となった急性心筋梗塞を発症する前の6か月の残業時間が50時間から130時間に上り、過労死ラインを上回っていたとしています。 高校の警備業務は3人のシフト制でしたが、1人が休職し、その後、補充されないままだったため、休日は月に数日しかなく、亡くなる直近の1か月には、22日連続での勤務もあったとのことです。 労災認定がされるのか、動向に注目です。 なお、代理人の弁護士は、「警備や運輸など人手不足の業界で働く高齢者が増え、過重労働の相談も多い。高齢な働き手に配慮した労働環境の整備が必要だ」とコメントしたそうです。 今回の事例は、「高齢者だから」ということではないかもしれませんが、年齢が高いほど、脳・心臓疾患のリスクが高いことは確かだと思われますので、高齢者の方については、より一層の労働時間や健康の管理が必要といえるかもしれませんね。 政府は、 高齢者の就業促進を推し進めようとしていますが、こうした問題への配慮の必要と言えそうです。