長時間労働の男性は、急性心筋梗塞(こうそく)になるリスクが高まるという研究結果を、国立がん研究センターや大阪大などの研究チームが公表。これが話題になっています(2019(平成31)年3月14日公表)。

 これは、1993(平成5年)に茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の5保健所(呼称は2019年現在)管内にお住まいだった、40~59歳の男性約1万5千人の方々を約20年間追跡した調査結果に基づき、労働時間と急性心筋梗塞・脳卒中発症との関連を調べた結果となっています。

 これによりますと、

・1日の労働時間が7時間以上9時間未満(基準)のグループと比べて、11時間以上のグループは、急性心筋梗塞の発症リスクが1.63倍高い。
・さらに「勤務者以外」では関連が認められませんでしたが、「勤務者」では、基準のグループと比べて、11時間以上の長時間労働で、急性心筋梗塞の発症リスクが2.11倍高い。
・また、「追跡開始時点の年齢が40~49歳」では関連がみられませんでしたが、「追跡開始時点の年齢が50~59歳」では、同様に急性心筋梗塞の発症リスクが2.60倍高い。

 ということです。

 一方で、労働時間と脳卒中の発症リスクとの関連はみられなかったということです。

 50歳以上の男性会社員の長時間労働は、急性心筋梗塞の発症のリスクをかなり高めるということは、覚えておきたいところです。

 詳しくは、こちらをご覧ください。
<労働時間と急性心筋梗塞・脳卒中発症リスクとの関連(国立がん研究センターHP)>
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2019/0315/press_release20190315.pdf