自社の企業文化の重要性とは?

ベイン・アンド・カンパニーによる「経営管理の手法と傾向に関する世界調査」では、企業幹部の大多数が「企業文化は戦略と同じくらい重要である」や「文化なき企業は並の業績しかあげられない」という意見に賛成しています。

出典元『PRESIDENT Online』なぜ、優秀な会社は、企業文化を大切にするのか

業績に直結するほど重要で、社内環境にも多大な影響を与える企業文化をよりよいものにしていくためには、まずは自社の企業文化について十分に理解することが大切です。そして、自社の企業文化が事業と結びついているのかを分析することで、事業を成長させる要因となっているのかを知ることが大切です。

自社の企業文化を知るための分析方法とは?

企業文化に影響を与える主な要素として、以下の7つの要素があります。

  1. ビジョン(Vision)
  2. 価値観(Values)
  3. 慣行(Practices)
  4. 人材(People)
  5. ストーリー(Narrative)
  6. 場所(Place)
  7. 外部からの影響(Environment)

それぞれの要素の詳細な説明については「企業文化(組織文化)を構成する要素とはどんなものがあるの?」をご覧ください。

各要素がどのような影響を与えているのか分析を行うためには、「従業員目線」「求める人物像(採用要件)目線」「社外からの評価」から、どのように捉えられているのかを分析しましょう。

従業員目線

企業の中で組織を作り、行動を支えているのは従業員です。

企業文化がなければ従業員の方向性や価値観はバラバラになってしまい、社内体制にも業績にも悪影響がでてしまうことでしょう。よい企業文化は従業員にとって会社への愛着、働きやすさ、仕事に対するやりがいなどにも繋がります。

会社のビジョンに関して、従業員目線では下記のような視点で考察することができます。

  • 従業員にビジョンが浸透しているか
  • 浸透していないのであれば他にビジョンとなっている行動指針はあるか
  • ビジョンが従業員に浸透していない理由はなぜなのか

求める人物像(採用要件)目線

現在の従業員だけでなく、将来の企業文化を形成するのは、新しく採用する人材からも影響を受けます。どのような人材を採用しようと考えているのか、求める人物像(採用要件)からの視点も重要になります。

企業文化に合わない人材を採用してしまうと、ミスマッチが発生して離職率が高くなる、会社への貢献度や労働生産性が低下する、社員全体のモチベーションが下がるなどのデメリットがあります。

会社のビジョンに関しては下記のような視点で考えることにより、企業文化が構成されます。

  • 採用要件にビジョンに沿った内容が組み込まれているか
  • 選考通過予定の応募者がビジョンに共感してくれる見込みはあるか

社外からの評価

企業文化は社内だけに留まらず、社外の取引先、顧客、業界などからの評価によっても変化していきます。社外から自社の企業文化がどのように見えているのかをリサーチすることも大切です。

先ほどと同じくビジョンを例にとってみると、下記のような視点が必要です。

  • リサーチ会社によるアンケートやネットでの口コミ、会社説明会からのイメージ調査
  • 取引先や消費者などの外部から自社のビジョンはどのように見えているのか

企業文化を理解し、よりよい企業文化の醸成へ

自社の企業文化を理解するためには①従業員目線②求める人物像(採用要件)目線③社外の評価の3つの視点が必要です。主観的にならず、客観的かつ正確に把握することが大切です。

自社の従業員に企業文化が浸透していない場合、理想の状態とは違う現実について否定するのではなく、何が問題なのか、ということを一つひとつ細分化して分析していくことが、よりよい企業文化の醸成に繋がります。

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